東日本大震災で延期になっていたJDスター。
漸く第一戦を開催できることになりました。
仙台ハイランドが崩れてしまったままなので、場所を福島はエビスサーキット西コースに移しての開催です。
福島・・・。
そう、今話題の福島のど真ん中であります。
当然装備にガイガーカウンターが追加されたのは言うまでもないでしょう。
やまさんと車に乗り込み、一路福島へ。
直前まで仕事だった私は車の中で爆睡。
ガイガーカウンターの高線量を警告する警告音で目覚めたときは、二本松インターは既に目前。
あっというまにエビスサーキット到着です。
ちなみに、高速インター付近で警告音が鳴るほど高かった放射線量は、山を登るウチにどんどん下がり、サーキットのピット内では都内と同程度の線量でした。
今回はロードコースの一部を使う形ですが、そもそも小さいサーキットなので、200メートルでも結構いっぱいいっぱい。
走者は傾斜で見えない減速区間を目指してフルスロットルにするわけで、かなり度胸のいるコースとなりました。
そんな感じで練習走行開始。
前回の空港同様ツルツルで全然グリップしない路面に苦しみます。
しかもブルーパンサーの重松さんから借りたシステムが不機嫌で、左レーンだけを使用した練習走行。
午後になってゴムが乗ってきてグリップが上がってきましたが、右レーンだけ一方的に不利にならないか心配です。
しかしこのサーキット、食堂が仙台に比べてしっかりしており、品揃えも豊富です。
昼飯として蕎麦を食いましたが、よくある蕎麦のできそこないみたいなものではなく、ちゃんとした蕎麦が出てきました。
こりゃいい。
練習が終わったら宿に行って一風呂。
今回は福島応援の意味合いもあり、宿は格安価格で借りることが出来ましたが、やまさんは「この値段と言うことは、食事はショボいに違いない」と一人地元のラーメン屋に。
残りのメンツは深く考えず優雅に風呂を楽しみ、宴会場へ。
お膳の上にはミニハンバーグとスパゲティがちょっと。サラダ、スイカのみ。
まさかこれだけじゃないよね・・・と思ったら・・・これだけでした。
やまさんの読み、大当たり。
速攻で切り上げてラーメン屋に行こうかと思いましたが、夜8時までで既に閉店。
当然車に乗り込んで(私は酒を全く飲まないので、どんな時でも車を出せる)、橋本さんやひろきさんとラーメン屋を探す旅にGO!
しかしあるのは全国チェーンのジャンクフード屋ばかりで、走れど走れどラーメン屋がありません。
結局福島市内まで行ってしまったのでした。
昭和テイストなすてきな店を発見し、非常にさっぱりした豚骨ラーメンを食って漸く満足。
明日の朝飯も確保して宿に戻り、速攻で寝たのでありました。
さ、本番です。
今日はシステムがちゃんと機能し、両レーン使って予選開始。
やはり右レーンは喰わない。
左レーン側が有な感じです。
しかし予選が進むに従って右レーンもゴムが乗ってきて、そこそこ走れるようになりました。
こりゃいいレースができそうです。
だけど暑すぎる。
用意した4リッター超のペットボトルがどんどん減っていきます。
やがて予選が終了。
昼休みのアトラクションとして、恒例のエクストリームバイクショー、そしてなんと福島牛の丸焼きなんてものがありました。
炎天下のオーブン横という灼熱地獄の中、ガツガツ喰って内○被○しまくってやりましたぜ、ダンナ。
どうせ30日で代謝されるんだから気にしない。
タバコに比べりゃたいしたことないでしょう。
そうこうしているうちにオープントーナメントのラダーが発表されましたが、橋本さんがAクラス。
並み居るSSを抑えてX4でAクラス入りした橋本さんはすごい!
私も一応Aに入りましたので、推移次第では当たるかもしれません。
私の最初の対戦相手は、同型のハヤブサ対決。
じっくりバーンナウトしようとしたら、フロントタイヤのグリップ力が負けてずりずり滑り、ほとんどバーンナウトできませんでした。
ピンチ!
動揺を隠せないままステージング。
スタート・・・大失敗。
タイヤのグリップに負けて回転が落ちまくってストール寸前。
無理矢理半クラで回転あげて加速しましたが、横を見たら相手のハヤブサもミスった模様でなんとか勝利。
二回戦に進みます。
橋本さんは、なんと相手がJD最速と言われるUイチロー氏。
仕方ありません。
ひろきさんややまさんとはクラスが違うので、そちらの方はあまり見ていられませんでした。
二回戦。
私の相手は、岡山のレースでNos吹いて私をぶち抜いたZX14R Nos仕様のM氏。
リベンジであります。
一回戦で何故あんなにストール寸前になったのかがわからないので、エンジン回転数とワイドオープンのタイミングを一生懸命考えながらステージング。
渾身のスタート!!
と行きたいところでしたが、リアクションタイムは無残な0.7。
ちょっとだけリードしましたが、Nos吹かれてあっさり返り討ち。
リベンジはなりませんでした。
無念!
しかしこの日の最速タイムを叩き出せたので、まあこれはこれで良しとしましょう。
その後、やまさんが決勝に進み、安定した走りで優勝をもぎ取りました。
ドラッグス久々の優勝です。
某氏曰く
「やまさ~ん、かみさんにすぐ電話しなきゃ~。俺の優勝トロフィー食らわせてやるから洗って待とけ!ってw」
いや~ん、おげひ~ん。
ってなわけで福島大会無事終了。
みなさまお疲れ様でした!
結果・優勝やまさん、三位入賞俺